坊主・ハラキリ(?)事件2

前回の続きです。

1回目の出荷が終わり、「ほっと一息」とはいけません。
早急に次回の出荷の段取り開始。

まずはメーカーの社長と納期の話。
ここで私は強い口調で次回の納期の確認。
(しかし、心の中ではそんなに強いことは言えないな・この納期は初めから無理がある、と思いつつも)

メーカーには「1回目の出荷で全数出荷しなくてはならない」と話していた。
今はメーカーに納期が遅れたことを追求するより、次の出荷をどうするかが重要。
しかし、納期が遅れた→ごめんなさいで終わってしまうと(中国ではよくあります)次も危なくなる。

そこで私は近くの床屋に行き頭をまるめ(学生時代にアメフトの為、背番号を残して頭を剃っていたので、坊主にはぜんぜん抵抗がありません)、メーカーにデジカメで私の坊主頭+土下座の写真を撮ってもらい、香港の私の事務所に送りました。

私「日本ではごめんなさい、をする時は坊主頭するんだ! その次は指つめ、その次はハラキリだ!」と説明(?)しました。

私「指つめ・ハラキリになったらお前たちも日本に一緒に連れて行くぞ!」と言ってみると、
社長は部下に「俺は行かん!お前たちに行かせる!」と悪乗り。
社長は台湾人ですので、現在の日本で切腹なんてしないことは知っていますが、他の工員たち(中国人)は信用して私(と自分たちのことも?)を心配していました。

などなど話が進み、「ピンズは何とかする」、となりました。
が、梱包材の外注さんからの物が間に合わない?

ピンズメーカー曰くどうしよう?

どうしようじゃだろ!
何とかしてよ!

しょうがないので私自身で外注さんと交渉開始。
その時ピンズメーカーの担当者は外注さんに「ハラキリ」の話をしプレッシャーを与えていました。

なんとか外注さんも何とかする、と言い出してくれました。
外注さんの工場のみでは納期が間に合わないので、ピンズメーカーに外注さんが来て作業をすることになった。(ちょっと、ほっとしました。)

しかし、勝負はここからです。
納期は迫る。生産は・・・(本当に無謀な納期ですから)

生産中に現場の責任者と
「もう、68時間寝てないね」という会話をしました。
その後、結局何時間寝てないのだろう。
食事の時間などにはソファーで10分位うとうとしましたが、私と責任者はベットでぜんぜん寝てません。

他の工員も36時間勤務のシフトと恐ろしい勤務状況をしていました。(1週間)

とうとう2回目の出荷の時が。
やっぱりぎりぎりです。
前回と同じように通関職員を工場に呼びつけ、何とかセーフ!

みんなありがとう!
納期は間に合いました。
お客様にも喜んでいただけました。

今回はメーカーをはめたみたいな納期でしたが(実際、無理やりでした)なんとか無事に終わりました。
皆さん、ありがとうございます。
中国人民のパワーに驚きと感謝です。

でも、もうこんなことはしたくない!


あ--、でもまた「仕事とっちゃっった。なんとかして」ってくるんだろうな。

2004年05月10日